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mushimegane128_128田七人参には、特有の成分である「デンシチン」というものが含まれています。これは田七人参にしか含まれていないものなのですが、どのような効果や効能があるのか、今回は紹介していきます。

田七人参とデンシチン

田七人参が世界的に有名になったのが、ベトナム戦争の時だと言われています。ベトナム戦争の際に、中国から支援を受けていた北ベトナム軍は不死身として恐れられていたのですが、彼らが止血材として田七人参を使用していたのがわかると、世界的に知られるようになりました。

その経緯から、止血作用について研究が始まり1960年代ころから本格的に止血剤として使用されています。

この、止血作用の研究の際に発見されたのがデンシチンです。

デンシチンとは

デンシチンとは、田七人参に含まれるアミノ酸の一種です。田七人参から発見されたので、デンシチンと命名されています。

止血効果が認められていますが、現在ではさらに多くの効果というものがデンシチンから発見されています。

デンシチンの効果効能

デンシチンには、下記のような効果を期待することができます。

  1. 止血効果
  2. 鎮痛作用
  3. 血液をサラサラにする
  4. 子宮出血の止血効果

止血効果

デンシチンには、止血効果があります。この止血効果に関しては、すり傷や切り傷のような外傷から、内臓の出血などの止血作用にも効果を発揮します。

血を止める作用に長じており、内臓出血、鼻血、充血にも効果を発揮することがわかっています。

鎮痛作用

デンシチンには、現在、止血作用のみならず鎮痛効果があることも近年判明されています。

このことから胃潰瘍の患者さんに田七人参が内服薬として使用されています。

血液をサラサラにする

デンシチンには、血液をサラサラにする効果というものがあります。止血効果とは真逆の効果を、デンシチンは持っているのです。不思議ですね。

子宮出血の止血効果

止血効果に関連しているのですが、子宮出血を起こしたときにデンシチンを摂取することで、高い止血効果が期待できます。また、生理中に出血が多い方にも、この改善効果というのが期待できます。

田七ケトン

田七人参に含まれている固有の成分は、デンシチンのみではありません。田七ケトンというものも田七人参には含まれていいます。

田七ケトンはAとBがあり、下記のような違いがあります。

  • 田七ケトンA:血中コレステロール、血栓の除去
  • 田七ケトンB:止血の作用

血栓を溶かす働きと、血を固める異なった働きがあるのです。

田七ケトンの効果効能

田七ケトンには下記のような効果があります。

  1. 冠状動脈疾患の改善
  2. 止血効果
  3. 狭心症の改善
  4. 高脂血症の予防

これらの効果が田七ケトンには期待できます。

冠状動脈疾患の改善

田七ケトンは、冠状動脈中の血液量を増加させるので、冠状動脈疾患の改善効果が期待できます。

止血効果

田七ケトンBに関しては、医薬品のトラニキサム酸という止血剤と同等の止血効果を持っていることが、近畿大学の野村・古河両教授によって確認されています。

狭心症の改善

心筋の酸素消費量の減少に効果を発揮しますので、心臓の負担が軽減し、狭心症の改善に効果が期待できます。

高脂血症の予防

田七ケトンは、血液中のリポイド(複合脂質)量とコレステロールの減少に効果を発揮しますので、高脂血症予防の効果を期待することが出来ます。

まとめ

田七人参はベトナム戦争時に止血剤として使用されていたのがきっかけで止血剤としての地位を築きます。その止血効果に関係があるのが「デンシチン」なのです。

デンシチンには、下記のような効果を期待できます。

  1. 止血効果
  2. 鎮痛作用
  3. 血液をサラサラにする
  4. 子宮出血の止血効果

また、田七人参には、田七ケトンという特有の成分も含んでいます。

この田七ケトンの効果は、下記の通りです。

  1. 冠状動脈疾患の改善
  2. 止血効果
  3. 狭心症の改善
  4. 高脂血症の予防
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