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q128_128田七人参という言葉を聞いたことがあるという人の方が少ないかもしれません。このページでは、田七人参とはどのようなものかを紹介していきます!

田七人参とは?

田七人参とは中国雲南省と広西省がほぼ独占状態で栽培している、ウコギ科の多年草です。

海抜800から1000mの山脚傾斜地で育成するので、栽培は容易ではなく、種をまいてから3年から7年たたないと収穫することが出来ないので、「三七」(さんしち)とも呼ばれています。

古くから、野生の田七人参は、ミャオ族をはじめとした民族に、薬として重宝されていました。そして、16世紀になると中国の漢方書である「本草網目拾遺」に、「補血第一力があふれる」(血のめぐりに働きかける)と効果が記載され中国全土に知れ渡ることになります。

16世紀の末期には需要が増えて、野生の田七人参は乱獲されその数を減らし、明から清時代に人工栽培が発展することに繋がります。

日本には昭和30年代に輸入されはじめ、世界的に有名になったのは、ベトナム戦争のころです。

田七人参は優れた止血作用があり、中国の支援を受けた北ベトナム軍が止血剤として使用していたので、世界的に存在が知られるようになりました。

現在でも、肝障害治療薬の片仔廣(へんしこう)の主成分であることから、欧米や日本でも人気があります。

田七人参の別名

田七人参には、三七人参以外にも別名が存在します。

  • 三七:種をまいてから3年から7年たたないと収穫ができないから「三七人参」
  • 山漆(さんしつ):漆のように傷口をしっかりと防ぐ止血効果があるから「山漆」。
  • 金不換(きんふかん):金にも換えがたい程、貴重であることから「金不換」。

田七人参の効果効能

田七人参には、様々な効果があります。

免疫力向上

田七人参に含まれる、有機ゲルマニウムには、抗ウイルス作用があり、体内に入ってきたウイルスを退治する効果があります。

肝機能向上

肝細胞を再生し肝機能の維持、肝障害への発展を防ぎます。

コレステロール値の低下

中性脂肪やコレステロールの分解・吸収を妨げます。

血糖値の低下

パナキサトリオールという成分が糖の取り込みを増加し、糖代謝を改善します。また、成分のサポニンはインスリンと似た働きをします。

その結果として、血糖値を下げるのです。

止血作用

田七人参にのみ含まれる特有のアミノ酸「デンシチン」の効果で、止血効果を発揮します。

デンシチンに関しては、止血のみならず、打ち身のアザ、充血などの内出血に対して効果を発揮します。

副作用について

田七人参は、現在のところ特に大きな副作用というのは報告されていませんが、口の渇き、動悸、不眠などの症状が出てきますが、田七人参に慣れてしまえばこれらの症状は治まってくると言われています。

しかしながら、風邪をひいて高熱を出しているときは飲まない方がいいとされています。

また、食べ合わせとして、すっぱいものや冷たいもの、刺身のような生ものとは一緒に飲まない方がいいとされています。

まとめ

田七人参は、中国で古くから使用されている薬草の一種です。種をまいてから3年から7年たたないと収穫できず、また栽培できる環境が限られているのが特徴です。さらに特有のアミノ酸である「デンシチン」なども含んでいます。

そして、田七人参には、下記のような効果があります。

  • 免疫力向上
  • 肝機能向上
  • コレステロール値の低下
  • 止血作用

これらのことが期待できます。特別な副作用はありませんが、飲み合わせなどには注意が必要です。

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