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graphline128_128田七人参と高麗人参を比べれば、高麗人参の方が圧倒的に有名なのですが、両方とも「人参」です。この田七人参と高麗人参の違いというのはどこにあるのでしょうか? 今回は、田七人参と高麗人参の違いを紹介します!

田七人参と高麗人参の違い

田七人参も高麗人参も同じウコギ科(ウドの一種)の多年草で、両方とも一度種をまいて収穫をするまでに数年の期間を要し、その上で、畑の栄養をすべて吸い尽くしてしまうため、休耕期間を設ける必要があるなど非常に良く似ています。植物学的には親戚関係にあるものですが、下記のように異なっています。

  • 田七人参の和名は「サンシチニンジン」で、英語では「Panax notoginseng」
  • 高麗人参の和名は「オタネニンジン」で、英語では「Panax ginseng」

英語の「Panax」はギリシャ語の「pantos=すべて」「axos=医薬」に由来し、万能薬という意味があります。

また、植物学的に親戚関係であるものの、根の形状や効能などは異なっており、近年の研究において、田七人参の方が高麗人参よりも多くの薬効成分があるとされています。

サポニン量の違い

高麗人参も田七人参も有効成分のサポニンというのが豊富に含まれています。

このサポニンの効果は、血糖値を下げる、肝機能を高める、疲労回復効果などがあり、このサポニンの量が田七人参の方が、高麗人参よりも3から7倍含まれているのです。

逆に高麗人参は田七人参よりも、含まれているサポニンの種類が30種類(高麗人参をベニ蔘に加工した際)と多くなっています。田七人参は15種類のサポニンを含んでいます。

栄養素の違い

栄養素の面で高麗人参と田七人参を比べると明確に違う点があります。

それは、田七人参には特有のアミノ酸である「デンシチン」が含まれており、このデンシチンは止血作用に優れています。

他にも下記の成分がバランスよく含まれています。

  • 田七ケトン
  • フラボン配糖体
  • アセチレン化合物
  • 有機ゲルマニウム
  • 植物コレステロール
  • アルギニン
  • ビタミン類
  • 鉄分
  • マグネシウム
  • カリウム
  • 亜鉛

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出典:白井田七

特に、ビタミン類の内、ビタミンB1とビタミンB2 、そして鉄分に関しては、田七人参の方が、高麗人参よりも多く含まれているようです。

副作用に関して

副作用に関してですが、両方とも基本的には大きな副作用というものはありません。

高麗人参に関しては、加工方法によって血圧を上昇させる働きが強くなるので、高血圧の人には禁忌とさています。一方、田七人参は稀に皮膚炎(発赤)や口が渇く、神経過敏、不眠、吐き気などがあります。

まとめ

高麗人参と田七人参を比較すると、有効成分のサポニンの含有量の方が3から7倍ほど多く含まれています。含まれているサポニンの種類は15種類ほどです。一方、高麗人参には加工法にもよりますが30種類ほどのサポニンが含まれています。

また、田七人参には「デンシチン」という特有のアミノ酸が含まれているほか、ビタミンB1 、ビタミンB2、鉄分は田七人参の方が高麗人参よりも多く含まれているのです。

副作用に関しては、双方とも大きな副作用というのはないのですが、高麗人参は加工方法によっては、高血圧の人への使用が禁忌とされています。一方、田七人参は服用すると稀に皮膚炎などが起こる可能性があります。

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